DIE WITH ZERO
著者 ビル・バーキンス
お金は、死んだら何の価値もありません。天国では使えないですからね。
この本は、「死ぬ時は貯金ゼロで死ぬ」という考えで、お金の使い方を学び、人生を充実させる一冊です。
特にお金の使い方に関しては、若い時期と老後の時期に分けて考えています。
若い時期
若い時期は、健康で元気です。いくらでもチャレンジするができます。多少のリスクも十分背負えます。そこで若い時期は何にお金を使えば良いのでしょうか。
人生において最も重要なことは、「思い出づくり」と著者は考えています。老後の時期になった時、思い出を振り返ることで自分の人生を振り返ることができるからです。思い出を作るためには、経験にお金を使いましょう。行ったことのないところに行ってみる、やったことのないことをやってみる。そんな使い方ができたら思い出もたくさんできます。
もちろん貯金もある程度大事です。若い時期はお金もあまり無い人が多いと思うので、そういう人は小額でできることをやりましょう。
老後の時期
老後と呼ばれる年齢になると、筋力や体力も落ち、もっと言えば病気で入院しているかも知れません。そんな時期にたくさんの貯蓄は必要ありません。必要なのはやはり思い出です。若い時期の経験を思い出すだけで、体力がなくても人生を楽しむことができます。著書には死ぬ時に後悔したことが書かれています
- もっと自分に忠実に生きれば良かった
- 働きすぎなければ良かった
らしいです。若い時期にたくさん経験を積むことが、死ぬ直前まで人生を豊かにしてくれるのです。
まとめ
リスクをとってチャレンジし、経験を重ね、思い出をつくる。ではリスクを取るのが不安な時どうすれば良いでしょうか。「リスクを取る時は速い段階が良い」「リスクを取らないことのほうがリスク」「リスクの大きさと不安は区別するべき」と著者は述べています。貯蓄ゼロで死ぬこと自体は不可能ですが、そのように考えることで今何をすべきか見えてくるのではないでしょうか。
ToDo
・何か一つ、経験したいことにお金を使う