トシオの読書日記

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心配事の9割は起こらない

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著者 枡野俊明

 

この本はを用いて日々の不安や悩みを解決すつ方法が多く書かれています。どの方法にも禅の教えがあり、とてもわかりやすく書いてあるので、禅の知識も身につきます。

個人的にいくつかピックアップしました。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
  1. いい加減を知ることは力量を知ることに繋がる
  2. 悩みは一人で抱え込まないで迷わず助けを求めていい。結果心が楽になった!
  3. 心には必ず転じる力がある

 

この本で言ういい加減とは、適当にやるという意味ではなく、良い塩加減のように肯定的な意味です。

自分の力量を知ることは大切です。仮に自分が10の力量を持っていて、17の力量の仕事を振られてもその仕事をこなすことはできません。そうなると心にストレスが溜まってしまいます。自分のいい加減を知ることが、その仕事ができるのかできないのか、つまり力量を知ることに繋がるのです。著者はいい加減についてこう述べています。

 

「いい加減」を知る人は、仕事はもちろん、すべてのものごとを堅実にこなします。

 

まずは自分のいい加減を知ることが大事です。

 

コツコツ続けるという方法があります。生きていく中で他人の才能が羨ましくなることがあると思います。私もよくあります。しかしそれを羨ましがっても何も変わりません。やるべきことは他にあります。

コツコツ続ける習慣を身につけることです。その習慣がやがて才能を超える日がきっと来ます。

香厳撃竹」という禅の話が面白かったので気になる方は買ってみてください。

 

またお金にもついても著者の考えが書かれています。

お釈迦様の言葉にこんな言葉があるようです。

 

人間の欲望というものは、たとえヒマラヤの山をすべて黄金に変えたところで、満たされることはない 

 

人間のお金に対する欲望はキリがないということですね。欲しい物があってそのためにお金を貯めるのが、基本的なお金との付き合い方と著者は述べています。

我々はお金を稼ぐために生きているわけではありませんよね。幸せになるために生きています。私はお金は幸せになるための手段の一つに過ぎないと考えています。

 

この本は禅の教えを学ぶことで、余計な心配事を取除くきっかけになる一冊だと私は思いました。決して難しい本ではないです。いまここに集中して生きていたい人はぜひ読んでみてください。

 

 

心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍

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