トシオの読書日記

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多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

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著者 Jam

 

この本は、イラストやマンガを描きながらゲームデザイナーの仕事をしているJamさんという方が書かれた本です。とても悩みが多く、その辛さから多くの本を読まれたみたいですが解決方法は見つからず。ところが友人に本のタイトルのように、相手はパフェ食ってるよと言われ、衝撃を受けたみたいです。

この本には全部で64つの、嫌な気持ちを引きずらない方法書いてあります。またそれぞれの項目に4コマ漫画があり、とても親しみやすく面白かったです。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
  1. 人と会話している時、スマホは見ない→目の前にいる相手は透明人間か
  2. 情報はすぐに知らなくても大体のことは問題ない
  3. 謙遜のしすぎは相手に対して、見る目がないと言っているとの同じ

 

友人や知り合いなどと一緒に会話や食事している時、スマホをいじっている人結構いますよね。今見ることかと相手は思うかも知れません。お互いに了承しているのであれば問題ないですが、見る必要がない時はなるべく相手とのコミュニケーションを楽しみましょう。相手は「透明人間」ではないのですから。

  

インターネットやSNSが発達してから情報化社会になりました。あらゆる情報が交錯しています。時には見たくない情報が流れて来たりもします。そういう時はどうすれば良いのか。著者はこう述べています。

 

それを知ってできることや変える力があるの?

引用元 著書

 

たくさんの情報の中で自分にとって有益なものは、凄く少ないと思います。大事なのは今すぐ知らなくても大きな問題はない と思うことです。情報をチェックしている時間を、自分のために費やしましょう。

 

この本は他にも、「起こったことをそのまま言うのは悪口ではなく事実」「今ごろパフェとか食ってるよとつぶやいてみる」など面白い考え方が書かれています。文章も丁寧でわかりやすいです。今抱えている悩みを解決したい方、この本で考え方を少し変えてみてはいかがでしょうか。

 

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

エッセンシャル思考

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著者 グレッグ・マキューン


エッセンシャル思考という言葉、聞いたことありますか?私は聞いたことなかったです。エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」という考え方です。

エッセンシャル思考を身につけることで、自分が本当にやるべきことが明確になり、正しい方向性がハッキリします。私が参考になった部分をいくつか紹介します。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
  1. 遊ぶことはエッセンシャル思考では必要
  2. 何かに取り組む時は、徹底的に準備する
  3. 日々の進歩を見える化する

 

遊ぶことは一見無駄なようにみえますが、エッセンシャル思考の人は積極的に遊んでいます。なぜ遊びを取り入れるのか。その理由は「選択肢を広げてくれる」「ストレスを軽減してくれる」「脳の高度な機能を活性化する」の3つです。

オススメの遊びはなく、自分がやりたい遊びをやることが大切です。

 

エッセンシャル思考の人は、何が起こってもいいように徹底的に準備します。そのために「バッファ」を取ります。

バッファとは、2つのものがぶつからないようにするためのものをいいます。例えば車の運転では、車間距離をしっかりとることで事故を未然に防げます。これがバッファです。

著者はバッファについてこう述べています。

 

不測の事態が引き起こすダメージをできるだけ緩和するために、あらかじめバッファを計画に組み込んでおくのだ。

引用元 著書

 

何かに取り組む際には、徹底的に準備するためにバッファをとりいれましょう。

 

成功している人は、少ない期間や時間で成功したイメージがあるかもしれませんが、それは間違いです。多くの成功者は長い期間を経て、小さな一歩を積み重ねています。

そのためには日々の進歩を視覚化しましょう。目標やゴールに近づくことは嬉しい気持ちになります。大きな目標を達成するには、小さな進歩から。少しずつ前に進んでいきましょう。

 

エッセンシャル思考、理解できましたか?最終章を含めると21章の項目があります。この記事で紹介したエッセンシャル思考はほんの一部です。項目に関連するエピソードも盛り込まれています。この記事を読んでエッセンシャル思考に興味を持った方がいたら、嬉しいです。

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

人生で一番役に立つ「言い方」

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著書 小林弘幸


著書は言い方は、技術ではなく医学であると述べています。言い方が人生を変えるをテーマに13の項目があり、どのように言い方を変えてどのような影響があるのかが書いてあります。日頃の言葉に注意したい人は必見です。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
  1. ゆっくり話すと心が落ち着く
  2. 結果より努力を褒める。まずは怒らない
  3. ため息は悪いことではない。

 

ゆっくり話すことはたくさんのメリットがあります。
例えば名医は、ゆっくり話します。医者が早口だと患者さんも焦りますよね。

逆にゆっくり話せば、そこまでおおごとではないのかなと思います。

著者はこう述べています。

ゆっくりした言い方は、誰でも、今すぐ簡単に真似できる、物事をスムーズに運ぶコツなのです 

引用元 著書

 他にも、自律神経が整ったり、周りから信頼されたりなどゆっくりした言い方には凄い効果があります。

 

最後の項目では素晴らしい人生を送る8つの言い方が書かれています。

「朝起きたら感謝する」

当たり前のことに幸せを感じることは大切なことです。朝起きたときに「今日も生きている!幸せだー!」と声に出しましょう。

 

「ため息をつく」

ため息は決して悪いことではありません。ため息は幸せを逃がすと言いますが、根拠はどこにもありません。むしろ医学的に言うと息を吐く時間が長い程、副交感神経の働きを高めるらしいです。

他にもいくつか方法が書いてあるので、気になる方はぜひ読んでみてください。

 

言い方は自分や他人の健康やパフォーマンスなど高め、人生を豊かにしてくれます。

私自身言い方には気をつけていましたが、全然充分ではないと実感しました。

言い方一つで生活が変わると思います。ぜひ手にとって読んでみてください。

 

自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 (幻冬舎文庫)

アウトプット大全

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著者 樺沢紫苑

 

著者のたくさんの本を出版していて、その中でも有名なアウトプット大全を紹介します。知識や情報を頭に入れることをインプット、それらを書いたり発信したりして頭の外に出すことをアウトプットといいます。
この本は、アウトプットに焦点をあてて書かれています。自己成長のためにはインプットだけでなくアウトプットも必須です。アウトプットのやり方や効果をいくつか紹介します。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
  1. アウトプットの後のフィードバックが大事
  2. とりあえずひたすら書く
  3. SNSはインプットではなく、アウトプットに使う

 

 

アウトプットの方法は色々ありますが、基本は「話す」、「書く」、「行動する」です。アウトプットした後に次のインプットを始める前に、フィードバックという作業をおこないます。著者はフィードバックについてこのように述べています。

 

フィードバックとは、アウトプットによって得られた結果を評価し、その結果を考慮して、次のインプットに修正を加えるという作業です。見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明。すべてフィードバックです。

 

                      引用元 著書

 

 つまり次のインプットとアウトプットのためにフィードバックするのです。

 私はブログの記事を書き上げた後、誤字やおかしな文章がないか見直しをします。

見直しをすることで次からのアウトプットの向上につながり、アクセス数の向上に役に立っています。

 

アウトプットの一つに「書く」という行動があります。書くことで脳が活性化し記憶に残りやすくなります。最近パソコンが普及して書くという行為が少なくなっていると思います。書く行為とタイピングでは、書く行為の方が記憶が残りやすいという研究結果もあるみたいです。

インプットしたことを書くという意識を常に持ち、記憶の定着を高めましょう。

 

SNSは情報を入れるツールですが、あまりに多すぎて処理しきれません。自分にとって得る必要のない情報まで流れて来たりもします。

しかしSNSは発信、つまりアウトプットする場として使うこともできます。

情報発信のメリットについて、著者はこう述べています。

 

情報発信におけるメリット・デメリットの比率は、20対1くらい。メリットのほうが計り知れないほど多いので、「やらない」という人の気持ちがよくわかりません。

 

                        引用元 著書

 

なぜそこまで発信に効果があるのか。いくつか理由はありますが、私が考えるメリットは文章力の向上です。
SNSは全世界の人が見るので、変な文章にならないように緊張感がでます。他の人も見るということはフィードバックにもなります。

私の目標の1つは、「ツイッターに最低1日1投稿する」です。そのおかげで普段流れている情報を眺めていた習慣が、発信するためのツールに変わりました。

SNSをアウトプットとして使うことで自己成長に繋がると思います。

 

この本には80以上の項目があり、文章がわかりやすく内容の理解がしやすいです。

インプット・アウトプットという言葉を初めて聞いた人もいるかと思います。そういった方でも、もっとインプット・アウトプットについて知りたいという方にもオススメの一冊です。アウトプットで自己成長し人生を豊かにしましょう。

 

 

学びを結果に変えるアウトプット大全

マッキンゼーのエリート大切にしている39の仕事の習慣

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著者 大嶋祥誉

 

コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー出身である著者の大嶋さんが、クオリティとスピードの両方を落とさずに企業の問題を解決する方法が書かれています。「問題」と「解決」の2つの点を最短距離で結びたい人は必見です。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
  1. バリューが大事。時間をかけても結果がでなければ意味がない
  2. 「ゼロ発想」で本当の問題を明確にする
  3. 「追求すべき効率」で生産性が上がることを学んだ

 

クオリティとスピードを保つには、本当の問題は何かを見極めることが重要です。まずここを明確にしないと、例え時間をかけても本質的な解決にはなりません。

本当の問題を見つける方法が「ゼロ発想」です。

 

「ゼロ発想」では、そもそも何が真の問題なのか?そもそもそのビジネスを今後、本当に続けるべきなのか?というところから考えてみるのです。

 

ゼロから考えることで事業を撤退した方が良いと気づくかも知れません。

ゼロ発想を身につけるには「俯瞰視点」が必要で、俯瞰視点を身につけるには「クリティカルシンキング」が必要です。

簡単に言えば、問題を客観的に捉えて、なぜを繰り返す。詳しいことは著書を読んでみてください。

 

「追求すべき効率」という言葉が著書にはあります。

 

「追求すべき効率」とは、時間をかけてもあまり意味がなく、速く済ませることができればできるほど生産性が上がるような仕事です。

 

単純作業にはなるべく時間をかけずに効率化し、重要な仕事にはたっぷり時間を費やすということですね。

優秀な人はデスクの上や周りがきれいらしいです。きれいなデスクはすぐに必要なものを取り出せます。逆に整理されてないデスクは書類など探す際に時間がかかってしまいます。それが積み重なれば、どちらの方が生産性が高いか明白でしょう。

 

他にも「空・雨・傘」「ロジックツリー」「マトリックス」など、クオリティとスピードを維持する様々な方法が紹介されています。仕事の効率化を高めれば、その分プライベートの時間も増えていきます。

またこの本は、仕事だけではなく日常生活でも使えると私は思っています。仕事をしている人もそうでない人も、生産性を上げたい人にオススメの一冊です。

 

 

 

 

マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣 (知的生きかた文庫)

疲れない脳をつくる生活習慣

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著者 石川善樹

 

脳が疲れる原因の一つに意思決定があります。この本では瞑想・睡眠・姿勢・食事の4つの分野で、脳の疲れを軽減する方法が書かれています。また著者の考えではなく、論文などのデータを参考にしているものが多いです。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
  1. 全く知らなかった瞑想について、理解できた
  2. ドローイン・エクササイズで姿勢が若干良くなった。毎日続けていきたい
  3. 食事に対する意識が変わった

 

姿勢と食事について、1つずつ書こうと思います。

 

まずは姿勢。腰痛と肩こりで生産性は3割減少するらしいです。リモートワークでパソコンを使う人が増えました。

パソコンを使っている時、姿勢を意識しないと猫背になったり前かがみになりがちです。

それを改善するには、「モニターを使って目線を上げ、キーボードは膝の上に置く」と著者は述べています。

私は凄く猫背だったので、正しい姿勢を意識するようになりました。確かに集中できる時間が少し増えた気がします。

 

食事では、血糖値をいかにコントロールするかが脳にとって大事らしいです。

血糖値は血液中に含まれるブドウ糖のこと。血糖値が上がる、つまり炭水化物をとりすぎるとインスリンという物資が生成され、脳にまでブドウ糖が届かなくなってしまいます。

逆にブドウ糖を取りすぎると、インスリンが全身にブドウ糖を取り込み、脂肪になります。

例えばエナジードリンクは、角砂糖1つが3gとすると角砂糖約9個分ということも書かれています。凄い多いですよね。

炭水化物をどのように摂取しているか、脳にとって非常に大切だと思いました。

 

この本の良いところは、すぐに実践できる行動が多いことだと思います。情報があふれる現代社会では、脳が疲れるのは当たり前です。

それでもこの本を読んで、自分なりにできることをすれば、少しは脳の疲労を軽減できるかと思います。少しでも脳のために生活習慣を変えたいと思った人は読んでみてください。

 

 

 

疲れない脳をつくる生活習慣

心配事の9割は起こらない

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著者 枡野俊明

 

この本はを用いて日々の不安や悩みを解決すつ方法が多く書かれています。どの方法にも禅の教えがあり、とてもわかりやすく書いてあるので、禅の知識も身につきます。

個人的にいくつかピックアップしました。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
  1. いい加減を知ることは力量を知ることに繋がる
  2. 悩みは一人で抱え込まないで迷わず助けを求めていい。結果心が楽になった!
  3. 心には必ず転じる力がある

 

この本で言ういい加減とは、適当にやるという意味ではなく、良い塩加減のように肯定的な意味です。

自分の力量を知ることは大切です。仮に自分が10の力量を持っていて、17の力量の仕事を振られてもその仕事をこなすことはできません。そうなると心にストレスが溜まってしまいます。自分のいい加減を知ることが、その仕事ができるのかできないのか、つまり力量を知ることに繋がるのです。著者はいい加減についてこう述べています。

 

「いい加減」を知る人は、仕事はもちろん、すべてのものごとを堅実にこなします。

 

まずは自分のいい加減を知ることが大事です。

 

コツコツ続けるという方法があります。生きていく中で他人の才能が羨ましくなることがあると思います。私もよくあります。しかしそれを羨ましがっても何も変わりません。やるべきことは他にあります。

コツコツ続ける習慣を身につけることです。その習慣がやがて才能を超える日がきっと来ます。

香厳撃竹」という禅の話が面白かったので気になる方は買ってみてください。

 

またお金にもついても著者の考えが書かれています。

お釈迦様の言葉にこんな言葉があるようです。

 

人間の欲望というものは、たとえヒマラヤの山をすべて黄金に変えたところで、満たされることはない 

 

人間のお金に対する欲望はキリがないということですね。欲しい物があってそのためにお金を貯めるのが、基本的なお金との付き合い方と著者は述べています。

我々はお金を稼ぐために生きているわけではありませんよね。幸せになるために生きています。私はお金は幸せになるための手段の一つに過ぎないと考えています。

 

この本は禅の教えを学ぶことで、余計な心配事を取除くきっかけになる一冊だと私は思いました。決して難しい本ではないです。いまここに集中して生きていたい人はぜひ読んでみてください。

 

 

心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍

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