アウトプット大全
著者 樺沢紫苑
著者のたくさんの本を出版していて、その中でも有名なアウトプット大全を紹介します。知識や情報を頭に入れることをインプット、それらを書いたり発信したりして頭の外に出すことをアウトプットといいます。
この本は、アウトプットに焦点をあてて書かれています。自己成長のためにはインプットだけでなくアウトプットも必須です。アウトプットのやり方や効果をいくつか紹介します。
- アウトプットの後のフィードバックが大事
- とりあえずひたすら書く
- SNSはインプットではなく、アウトプットに使う
アウトプットの方法は色々ありますが、基本は「話す」、「書く」、「行動する」です。アウトプットした後に次のインプットを始める前に、フィードバックという作業をおこないます。著者はフィードバックについてこのように述べています。
フィードバックとは、アウトプットによって得られた結果を評価し、その結果を考慮して、次のインプットに修正を加えるという作業です。見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明。すべてフィードバックです。
引用元 著書
つまり次のインプットとアウトプットのためにフィードバックするのです。
私はブログの記事を書き上げた後、誤字やおかしな文章がないか見直しをします。
見直しをすることで次からのアウトプットの向上につながり、アクセス数の向上に役に立っています。
アウトプットの一つに「書く」という行動があります。書くことで脳が活性化し記憶に残りやすくなります。最近パソコンが普及して書くという行為が少なくなっていると思います。書く行為とタイピングでは、書く行為の方が記憶が残りやすいという研究結果もあるみたいです。
インプットしたことを書くという意識を常に持ち、記憶の定着を高めましょう。
SNSは情報を入れるツールですが、あまりに多すぎて処理しきれません。自分にとって得る必要のない情報まで流れて来たりもします。
しかしSNSは発信、つまりアウトプットする場として使うこともできます。
情報発信のメリットについて、著者はこう述べています。
情報発信におけるメリット・デメリットの比率は、20対1くらい。メリットのほうが計り知れないほど多いので、「やらない」という人の気持ちがよくわかりません。
引用元 著書
なぜそこまで発信に効果があるのか。いくつか理由はありますが、私が考えるメリットは文章力の向上です。
SNSは全世界の人が見るので、変な文章にならないように緊張感がでます。他の人も見るということはフィードバックにもなります。
私の目標の1つは、「ツイッターに最低1日1投稿する」です。そのおかげで普段流れている情報を眺めていた習慣が、発信するためのツールに変わりました。
SNSをアウトプットとして使うことで自己成長に繋がると思います。
この本には80以上の項目があり、文章がわかりやすく内容の理解がしやすいです。
インプット・アウトプットという言葉を初めて聞いた人もいるかと思います。そういった方でも、もっとインプット・アウトプットについて知りたいという方にもオススメの一冊です。アウトプットで自己成長し人生を豊かにしましょう。