トシオの読書日記

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スマホ脳

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著者 アンデシュ・ハンセン
訳 久山葉子

 

いきなりですが、みなさんはどのくらいの時間スマホに費やしていますか?著者のアンデシュ・ハンセンさんは一日に約3時間だったそうです。現在大人は一日に4時間、若者は4~5時間スマホに費やしています。著者はこのことを深刻に捉えてスマホ脳を書いたそうです。この本を読み終えた時、スマホの使い方や効果が学べるでしょう。

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは2つです★
  1. スマホを寝室に入れない
  2. 少しでも運動をする

 

スマホが発する光をブルーライトといいます。夜眠くなる理由は、脳内にメラトニンという眠りにつくためのホルモンが分泌されるからです。日中は低く、夜に高くなります。しかしブルーライトを浴びると、メラトニンの分泌にブレーキがかかり、寝付きにくくなってしまいます。またスマホ寝室に置いておくだけでも睡眠の妨げになるようです。寝る前のスマホは睡眠にとって良くない行動です。

 

長期記憶を作るにはそのことに集中しなくてはなりません。脳は新しいことを記憶する時、脳の細胞間につながりができます。このつながりを長く保つためには、何度も信号を送ることが必要です。そこにスマホがあったらどうなるでしょう。

例えばSNSが気になって集中が切れるかもしれません。脳は新しい情報が大好きなので、簡単にスマホに手を伸ばしてしまいます。集中している時にスマホを見る行動を、著者はこう述べています。

 

脳はあらゆる情報を処理することに力を注ぎ、新しい長期記憶を作ることができなくなる。

引用元 著書

 

同じようにテレビも同じです。長期記憶を作りたい時はスマホを制限しましょう。 

 

集中力をあげる方法として運動があります。約100人の小学5年生を対象に体操の動画を見て真似させたところ、集中力が上がったというデータがあるようです。しかも時間はたったの6分間だけだったのです。10代でも効果はあるみたいなので、少しの運動を生活に取り入れてみてください。

 

この本は決してスマホが悪いとは書いてません。簡単に情報にアクセスし、世界中の人とつながることができる。人類の生活を変えた画期的な大発明の一つです。ただスマホのメリットだけ注目するのではなく、デメリットも理解する必要があります。この本を読んでスマホのデメリットを一度勉強しておくことをオススメします。

 

スマホ脳(新潮新書)

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