マッキンゼーのエリート大切にしている39の仕事の習慣
著者 大嶋祥誉
コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー出身である著者の大嶋さんが、クオリティとスピードの両方を落とさずに企業の問題を解決する方法が書かれています。「問題」と「解決」の2つの点を最短距離で結びたい人は必見です。
- バリューが大事。時間をかけても結果がでなければ意味がない
- 「ゼロ発想」で本当の問題を明確にする
- 「追求すべき効率」で生産性が上がることを学んだ
クオリティとスピードを保つには、本当の問題は何かを見極めることが重要です。まずここを明確にしないと、例え時間をかけても本質的な解決にはなりません。
本当の問題を見つける方法が「ゼロ発想」です。
「ゼロ発想」では、そもそも何が真の問題なのか?そもそもそのビジネスを今後、本当に続けるべきなのか?というところから考えてみるのです。
ゼロから考えることで事業を撤退した方が良いと気づくかも知れません。
ゼロ発想を身につけるには「俯瞰視点」が必要で、俯瞰視点を身につけるには「クリティカルシンキング」が必要です。
簡単に言えば、問題を客観的に捉えて、なぜを繰り返す。詳しいことは著書を読んでみてください。
「追求すべき効率」という言葉が著書にはあります。
「追求すべき効率」とは、時間をかけてもあまり意味がなく、速く済ませることができればできるほど生産性が上がるような仕事です。
単純作業にはなるべく時間をかけずに効率化し、重要な仕事にはたっぷり時間を費やすということですね。
優秀な人はデスクの上や周りがきれいらしいです。きれいなデスクはすぐに必要なものを取り出せます。逆に整理されてないデスクは書類など探す際に時間がかかってしまいます。それが積み重なれば、どちらの方が生産性が高いか明白でしょう。
他にも「空・雨・傘」「ロジックツリー」「マトリックス」など、クオリティとスピードを維持する様々な方法が紹介されています。仕事の効率化を高めれば、その分プライベートの時間も増えていきます。
またこの本は、仕事だけではなく日常生活でも使えると私は思っています。仕事をしている人もそうでない人も、生産性を上げたい人にオススメの一冊です。