トシオの読書日記

MENU

嫌われる勇気

 

f:id:mr-f-r621:20210609091447j:plain

著者 岸見一郎 古賀史健

 

嫌われる勇気。一度は耳にしたことがありませんか。2020年の時点で累計売上部数が200万冊を突破したベストセラーの一冊です。

アドラー心理学について、哲人と青年の対話形式で書かれています。一見難しそうな本と思いそうですが、対話形式なので難しい言葉は無く非常に読みやすかったです。 

 

★私がこの本から学んだ・変わったことは3つです★
原因論ではなく目的論!人間関係の捉え方が変わった
・他人に認められるために承認欲求を満たそうとするのはダメ!
・課題の分離で無駄なことに悩まなくなった
 
 
アドラー心理学には、目的論という考えがあります。
例えば道を歩いていたら、他人と肩がぶつかって怒鳴られとしましょう。この時、肩がぶつかったから怒鳴られたと考えることを原因論と言います。
一方で、怒鳴りたいから怒りという感情を生み出したと考えることが目的論です。
人は何かしらの目的を持って行動します。逆に言えば目的のない行動はしません。
お互いに謝れば済む話なのにわざわざ怒鳴るのは、怒鳴りたいという目的があったというわけです。
 
他にもアドラー心理学には課題の分離という言葉があり、著書ではこう書かれています。
 
われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある
 
例えば子供が勉強しないという課題があった時。それは子供の課題なので、親は「勉強しなさい」と子供(他者)の課題に踏み込んではいけません。
なぜなら目的論に沿えば、子供のためではなく、子供に勉強して欲しいという自分の目的のために行動しているからです。
ただ他者の課題だからといって、放任主義を推奨しているわけではありません。困ったらいつでも援助することを伝えておく。それ以上は踏み込まないで見守ることが、対人関係において大切なことです。
 
 
アドラーは「心理学の3大巨頭」の一人と呼ばれています(残りの二人はフロイトユング)。私は心理学に関して完全に初心者なので、学ぶことが多かったです。心理学に興味がある方は、まずこの本から読み始めてみてはどうでしょうか。
 
 
 

嫌われる勇気の購入はこちら

プライバシーポリシー

お問い合わせページ