トシオの読書日記

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がんばらない戦略

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著者 川下和彦

 

人間の「意思」はとても弱く長く続きません。頑張ろうと思っても途中で諦めてしまう。筋トレが続かない、資格の勉強が続かない、ダイエットが続かない、こんな経験ありませんか。この本の副題に「99%の無駄な努力を捨てて、大切な1%に集中する方法」とあります。
ただがむしゃらに頑張れば報われるという思い込みを消して、「努力の仕方」を変えるだけで人生は劇的に好転します。

その方法を4つピックアップします。

1-寝る前に明日の着る服を決めておく


意志力には限界があり、物事を決断する度に消費します。要は筋肉と同じです。つまり決断をすればする程、脳の疲労が貯まり、行動できなくなるのです。逆に言えば、決断を大事なことに使うために、小さな決断を減らすことが大事になります。
例えば、寝る前に、次の日に着る服や朝食など最初から決まっていれば、その判斷に意志力を奪われることはなく、もっと大事なことに頭を使うことができます。実際、多くの偉人も同じ店で同じものを食べる習慣があったらしいです。


2-ゲーム化する


生きていればどうしても嫌なことをやる必要があります。そんなときは「ゲーム化」してゲームのように楽しみながら行動すると楽しく取り組むことができます。例えば、営業で契約を取らなければいけない時、100件営業したら夜は焼き肉に行く、というような感じです。これだけでワクワクしませんか。さらに契約できたら最高ですよね。自分なりのご褒美を設定することで嫌なことも簡単に乗り越えることができます。


3-段取りを削る


何かを始める時、最短で始められる環境を作ることが望ましいです。段取りが多いとそれをこなすだけでやりたいことをやる前に疲れてしまいます。「勉強をしたい」という目的があった時、棚から参考書を探して、引き出しからボールペンとノートを取り出し、どのページから勉強するかを決める。それよりも、すでに机の上に必要な物がそろっていてすぐに勉強できる環境がある方が習慣化しやすいと思いませんか。何かに取り組む時は、なるべく段取りは減らしましょう。

 

4-記録をつける


行動の蓄積」を記録することで、これまで自分がやってきたことを無駄にしたくないと思うようになります。日記などで行動を記録しましょう。人間はすぐに忘れる生き物です。行動してもすぐに結果が出るわけではないので、行動を可視化して継続しましょう。

 

まとめ

この本は物語になっていて、難しい言葉は一切なく非常に読みやすいです。この記事で紹介した方法以外にも、がんばらない戦略が書かれています。日本人は、頑張ることが素晴らしいという風潮があるかと思います。もちろんそれも大事ですが、頑張りすぎる必要は無いと自分は感じました。頑張りすぎてる人にオススメの本です。


ToDo
・前の日に朝食と着る服を決めておく
・やりたくないことはご褒美を使いゲーム化する
・日記をより細かくつける(午前と午後に分けて書く)

 

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